こんにちは!みやちょんです!
僕が住んでいる地域では雪が多く、融雪剤も撒かれるので下廻りがサビている車が多いです。
そこで、車を買ったら防錆処理をしてもらうほうが良いのか、しなくても良いのかについてお話します。
結論
結論をいいますと、下廻りのサビ止めはしたほうが良いです!
雪が多く降る地域にお住まいの方はもちろん、ウィンタースポーツを楽しむ方、沿岸部にお住まいの方はサビ止めをおすすめします。
なぜサビ止めが必要なのか
融雪剤や海の潮風で車の下廻りの部品がサビてしまい、金属がやせ細って最終的に損傷してしまいます。
僕が見たことのある事例ですと、トヨタのヴィッツのリアのホーシングが折れていたり、ダイハツのムーヴのラテラルロッドが折れているものがありました。
ラテラルが折れるとタイヤがグラグラ動きとても危険です。
部品交換できる部分なら良いですが、車両自体に穴が開いてしまったら板金屋さんで錆の部分を取り除いてもらい、そこに新しい鉄板を貼って直さなければいけなくなり、かなりの金額がかかってしまいます。
なのでサビる前に少し金額はかかりますが、サビ止めをしておけばのちのちお金がかからなくなります。
サビ止めの種類
サビ止めといっても様々な種類があります。
- シャシブラック
-
一般的なサビ止め。積雪地域、沿岸部では車検の時に塗ることが多い
- アンダーコート
-
シャシブラックよりも浸透力が強く、飛び石などにも強い
- ノックスドール
-
本気でサビ止めするならこれ!鉄板の隙間に入り込みしっかり防錆してくれる
上記以外にもありますが、大体こんな感じです。
シャシブラックが1番安くできます。
どのサビ止めがおすすめか
融雪剤が撒かれない地域の方、海に近くない方だったらシャシブラックでも大丈夫です。
錆びることのない地域だとシャシクリアを塗ったりしますね。
融雪剤の多い場所では間違いなくノックスドールがおすすめです。
ノックスドールを施工してくれる店選び
ノックスドールを施工するお店によってもどこまで塗ってくれるのか、事前にお店の方に確認したほうが良いです。
取り外せる部品は取り外して、塗ることができる部分を確実に塗ってくれるお店なのかわかっておかないと同じ金額でもっとしっかり仕事しているお店があったときに後悔します。
ノックスドール施工例
僕は現在両親が営む整備工場で働いていて、下廻りの錆止めもやっていますので、その流れを紹介したいと思います。
下廻り洗浄
新車で購入された方の車は、下廻りに汚れが付着していないのでそのままリフトに上げて作業をしますが、中古車の場合は汚れていますので洗車機で汚れを確実に落とします。
部品の取り外し
下廻りの洗浄が終わったらリフトに上げて下廻りの部品で外せるものを外していきます。
このようにベルト横のサイドプロテクター、フェンダーライナー、マフラーなど外せる部品は外します。
車両の保護
部品の取り外しが終わったら、次にかかってほしくないところを保護していきます。
エンジンやブレーキディスク、当然ボディーにはかからないように確実に保護します。
車両を保護するのにそれを目的としたシートが売っていますが、僕のところでは新聞紙を使っています。
ただ捨てるよりはいいと思いありがたく使わせてもらってます(笑)
それに、バンパーの隙間などに押し込んで隙間からボディーにかからないようにもできてすごく使い勝手がいいです。
下廻り塗装&復旧
ここまでやったらいよいよ塗装していきます。
このまっさらな状態から
こんな感じに仕上がります‼
僕のとこでは、ノックスドールの後にアンダーコートもしています。
さらに、ノックスやアンダーコートでは塗り切れない車両の細かい穴の中には『流動性の高いサラサラなノックスドール』を長い管の先にさまざまな方向に噴射できるトリガーをつけて細部まで防錆処理をおこないます!
ついでに、ドアの中にも同じ流動性の高いノックスドールを使用してサビないようにします。
施工後のメンテナンス
ノックスドールやったからこれでもう大丈夫!とはならないでください。
あくまでも塗装なので走っているうちに少しずつダメージはあります。
なので、車検の際に簡易ノックスドール(スプレー缶)やアンダーコートを補修施工してもらうと良いと思います。
まとめ
いかがでしたか。
僕の元勤務先ではここまでの施工はしていませんでした。
それなのに同じくらいの金額で差があるとやっぱり悔しいですよね。
なので、事前に下廻り防錆処理の施工を『どのようにどのくらい』しっかりやってくれるのか確認するのは大事だと思います。
自分が好きで、欲しくて購入して、長く乗りたいと思っている方には絶対に下廻りの防錆処理をおすすめします。
最後まで読んでいただきありがとうございました‼
コメント